年齢とともに髪質が変化する? 髪が茶色くなってくる原因をご紹介します
髪の毛は人の印象を左右する要素の一つです。多くの方が、いくつになっても髪の毛をきれいに保っていたいとお思いではないでしょうか。しかし、髪質は年を重ねるとともに少しずつ変化していってしまいます。今回は特に髪色に着目してご紹介します。「だんだん髪の毛が茶色くなってきたな」とお感じの方は参考になさってください。
1.髪の毛が黒く見えるのはメラニンが多いから
髪色を決めるのは、髪内部の「メラニン色素」です。「メラニン色素」という名前については、シミやそばかすの元凶として耳にしている方も多いのではないでしょうか。本来のメラニン色素の働きは、紫外線によるダメージを軽減することです。紫外線に当たると活性酸素が発生します。その活性酸素をメラニンが打ち消すことで肌の細胞を守り、皮膚がんなどといったトラブルを防いでくれるのです。
日本人の髪が黒く見える理由は、このメラニン色素の量に由来しています。量が多いと髪は黒く見え、逆にほとんどないと白っぽく見えるのです。このメラニン色素がダメージを受け続け減少してしまいますと、本来の髪の色が薄くなり黒色から茶色へと変化してしまうのです。
2.髪本来の色は、メラニン色素のバランスで決まる
生まれ持った髪の色は2種類のメラニン色素によって決定されます。「ユーメラニン」と「フェオメラニン」です。この2つのメラニン色素のバランスによって、髪の色だけでなく肌の色も左右されるのです。ちなみに、日本人に多い黒髪は、遺伝的にユーメラニンが多いことに起因しています。ユーメラミンが少ないとブロンドに、フェオメラニンが多いと赤毛になります。
3.髪色が薄くなる原因:栄養不足
カラーリングやブリーチをしていないにも関わらず髪が茶色くなってしまうことがあります。原因の一つは、髪の栄養不足です。食事で摂取した栄養が毛根にいかなくなってしまいますと、髪のボリュームがダウンしたり、髪一本一本がやせ細り、髪全体が茶色く見えたりすることがあります。
髪の栄養不足は、加齢や過度なストレスによって引き起こされます。ストレスがホルモンの分泌量に影響し血管が収縮、血の巡りが悪くなることで髪が栄養不足に陥ってしまうのです。なお、ストレスによって茶色くなった髪は、ストレスがなくなると色が戻ることがあります。ストレスが原因と考えられる場合には、しばらく様子を見てみるとよいでしょう。
4.髪色が薄くなる原因:外的要因
髪の毛は、外からのダメージによっても茶色くなることがあります。主な外的要因として、以下が挙げられます。
・プールの塩素
・日焼け
・ドライヤーやヘアアイロンの熱
・パーマ・カラー・ブリーチなどの薬剤
・ブラッシングやタオルドライによる過度な摩擦
プールの水には、衛生面の安全を確保するために塩素が入っています。塩素には漂白作用があるため、髪が脱色されて茶色くなってしまうのです。
その他の要因は、どれも髪の水分不足によって髪色を変化させるものです。紫外線やドライヤーの熱は、直接的に髪の毛の水分を奪います。タオルドライや過度な摩擦は髪表面のキューティクルをはがし、結果として髪の毛の水分不足を招きます。こうして水分不足となった髪はパサつくだけでなく、栄養バランスの崩れにもつながるため髪の毛が茶色くなってしまいます。
このようにして受けたダメージは、ケアをしない限り補修されずにどんどん蓄積されていきます。さらに、ダメージへの耐性は年齢を重ねるにつれて弱くなる傾向にあるため、ご年配の方は若年層よりに比べてダメージの影響が髪質に現れやすくなるのです。年とともに髪が茶色くなってくるのはこのためです。
髪の毛は肌と違って切っても痛みを感じません。これは髪の毛がいわゆる「死んだ細胞」でできているせいです。自分でダメージを修復できる肌とは違い、残念ながら髪は自らダメージを修復することはできません。髪色の維持に効果的な方法は、必要以上にダメージを受けないようにすること、そしてどれだけ髪へ栄養を送り込めるかという観点でのケアが重要です。
5.髪質を維持したいなら生活習慣やヘアケアの見直しを
それでは髪色を維持するためには、具体的にどうすればよいのでしょうか。もし前述したようなダメージの原因に心当たりがある場合には、根本的に生活習慣を見直すことが最善です。バランスのよい食事を心がける、帽子で日焼けを防ぐ、ドライヤーは髪から距離を取って使う、といったようにダメージの原因を取り除く努力をしましょう。また、シャンプーやトリートメントを変えて集中ケアに努めるのも一つの方法です。
6.シャンプー等で失われた栄養を補う
髪内部の大半を構成しているのは、アミノ酸の一種「ケラチン」というタンパク質です。この主成分ケラチンがダメージによって破壊されてしまいますと、髪表面のキューティクルがはがれて栄養や水分、油分が保持できなくなります。すると、髪内部に必要なタンパク質が減少してしまいます。必須アミノ酸という物質は体内では作ることができません。
バランスのよい食事を摂取することで改善を図ることはできますが、さらにダメージを集中的にケアするためのシャンプー・トリートメントを使うことで髪の修復を早めることができます。
市販のシャンプー類の中で髪のダメージ補修に効く成分は、なんといってもまずケラチンが配合してある商品です。ケラチン配合のシャンプーを使用することで、髪の主成分ケラチンのダメージをダイレクトに補修することができるのです。また、コラーゲンやはちみつ、シアバターといった保湿成分に力を入れている商品もおすすめです。ツヤが増して見た目がよくなるだけでなく、髪質がしなやかになり、指通りが滑らかになります。保湿することによって脂質が補われて髪の栄養が流出しにくくなるという働きもあります。
7.まとめ
今回は、髪質の変化についてまとめました。髪のダメージや茶色になっていく髪の毛にお悩みの方は、ぜひ「4repurime(フォーリプライム)」をお試しください。ノンシリコンながらクリーミーな泡立ちで、洗浄ベースであるケラチンが髪を洗いながらダメージをしっかりと補修します。まずは一週間お試しボトルで効果をご確認ください。