良質なシャンプーを使うだけでヘアケアができてしまうその理由とは
ハリやコシのある健康的な美しい髪の毛でいたいというのが多くの方の本音だと思いますが、そのためにヘアケアは欠かせません。とはいっても具体的にどのようなことをしたらいいのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、良質なシャンプーによるヘアケアについてご紹介いたします。
1. 髪がダメージを受ける原因
生えてきた時点では健康的であった髪の毛も、日々の生活の中で着実にダメージを受けていくようになります。そもそも髪にダメージを与えてしまう原因をご存じでしょうか？ まずは原因を知らなければ対策を取ることもできません。
髪の毛というのは「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という3つの層から構成されており、特にキューティクルとコルテックスが髪の質を決めることになります。何らかの原因によってこの成分が破壊されてしまったり、傷ついてしまったりした状態がダメージを受けているということになるのです。髪へのダメージを与えるものとして考えられる原因ですが、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
1-1.日光などの紫外線によるもの
日光には紫外線が含まれているのですが、髪が日光を浴び続けることで紫外線によって髪表面のキューティクルが破壊されてしまいます。その結果、コルテックスに含まれるメラニンという色素細胞が壊れてしまい、髪の毛が徐々に明るい色になってきます。
1-2.カラーやパーマなどの薬剤によるもの
ブリーチなどのヘアカラーやパーマをかける際に使用する薬剤によって、髪のキューティクルが剥がれてしまいます。髪を守るバリアがなくなってしまった状態になるため、内部の栄養成分が流れ出してしまうのです。
1-3.ドライヤーやアイロンなどの熱によるもの
髪の毛はほぼたんぱく質によってできているといっても過言ではありませんが、ドライヤーなどの熱によってたんぱく質が変性してしまいます。まるで生卵がゆで卵になるかのように、キューティクルやコルテックスが固まってしまうのです。
2.頭皮の状態も非常に重要
髪の毛は頭皮の毛穴から生えてきます。そのため頭皮の状態が髪質に大きな影響を与えることになるというわけです。頭皮の状態が良ければ同時に髪質も良くなるという傾向がありますので、髪そのものだけでなく頭皮の状態にも注意しなければなりません。
頭皮の状態は大抵3つのタイプに分類されますので、ご自身の頭皮の状態がその中のどれに該当するのかチェックしてみましょう。正常ということであれば心身ともに今の状態は頭皮にとってはベストということになりますし、もしも異常が見受けられる場合にはケアを考えなければならないでしょう。
2-1.正常な状態
乾燥しておらず、かといって油分も多すぎない本来の状態となります。健康的でまさに理想といえる頭皮の状態でしょう。髪の毛に悪影響を与えることはありません。
2-2.乾燥気味な状態
皮脂が少ないことによって頭皮が乾燥気味の状態です。パサパサとした髪質になりやすく、頭皮に関してもフケやかゆみが見受けられます。
2-3.脂っぽい状態
皮脂が通常よりも多めな状態です。頭皮の油脂が多くなっていることで髪もオイリー状態となり、清潔感が減ってしまう傾向にあります。髪がベタついているせいでヘアスタイルもペタンとしてしまいがちです。
頭皮の状態がいまいちわからないという場合には、髪質から特定することも可能です。髪の毛がパサパサ気味ということであれば、頭皮が乾燥している可能性が考えられますし、いつも髪の毛がややべとついているということでしたら、オイリー気味かもしれません。
3. 髪や頭皮に優しい成分とは
シャンプーでヘアケアをする場合に重要となるのが「洗浄成分」です。洗浄成分というのは髪や頭皮の汚れを落とすために欠かせない成分のことで、いくつかの種類があるのです。それぞれに特徴があるのですが、洗浄力の高い種類ですと髪の毛や頭皮の油分を必要以上に取り除いてしまい、乾燥や油分過多といった異常を招いてしまう恐れがあります。
洗浄成分を確かめるのであれば、シャンプーの成分表を見れば一目瞭然です。ボトルの裏面などに記載されている成分表には、含有量が多い順に記載するというルールがありますので、上から順に確認するとわかりやすいのではないでしょうか。
市販されている一般的なシャンプーの場合、ラウリル硫酸Naなどの成分がメインとなります。洗浄力が高いので汚れを落としやすく泡立ちしやすいというメリットがありますが、汚れを落としすぎてしまう恐れもあります。一方で、近年では徐々に一般的になりつつあるココイルグルタミン酸などのアミノ酸がメインのものですと、髪の成分に近いということと弱酸性であることから髪に優しい成分となります。また、コカミドプロピルベタインなどのベタイン系の成分であれば、保湿力に優れており洗浄力も適度にあるので髪や頭皮にとても優しいといえます。
4. シャンプーで気軽にヘアケアしましょう
これまでシャンプーの成分をあまり気にしていなかったということであれば、これを機にシャンプーにこだわることでヘアケアをしてみてはいかがでしょうか。髪や頭皮に優しい良質なシャンプーは市販のものよりも若干値段が高くなる傾向にありますが、髪の毛は見た目の印象を決める重要な要素の一つです。少しの出費でその見た目が向上するのであれば、決して無駄になることはありません。ヘアケアの第一歩として試してみることをおすすめします。
5.まとめ
ヘアケアにはさまざまな手段や方法がありますが、その中で最も始めやすいものが「良質なシャンプーを使う」ということではないでしょうか。髪や頭皮に合う合わないという問題もありますので、まずは髪や頭皮に優しいものから試してみましょう。「4reprime(フォーリプライム)」のシャンプーはコカミドプロピルベタインを多く含んでおり、髪のほとんどを占める「ケラチン」をベースに髪や頭皮に働きかけます。その違いをぜひ実感してみてください。
